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レーシック

対応可能施設
  • 札幌かとう眼科

LASIK(レーシック)とは

手術方法

レーザーを使って目の表面にある透明な膜「角膜上皮」に、フラップ(ふたのような薄い膜)を作成します。そのフラップを優しくめくり、内側の角膜実質層に「エキシマレーザーEX500」 を照射して、視力が矯正できるよう角膜のカーブを整えます。(近視・乱視・遠視矯正が可能です。)最後にフラップを戻すと、自然に吸着して縫合する必要もありません。両眼で約20分の治療です。

彩光会グループのLASIK

「角膜を削るのが怖い。」「昔はトラブルもあったと聞く」
そんなイメージをお持ちの方が多いかもしれません。

しかし、昨今LASIKは安全性・精度ともに大きく進化しています。
フェムトセカンドレーザーとエキシマレーザー(EX500)の導入により、角膜の形状や目の個性に合わせたオーダーメイドの視力矯正が可能になりました。
“目の手術に強い”眼科として蓄積された経験を活かし、加藤理事長が全例担当します。

そして、屈折矯正治療において最重要なのは正しい検査になります。
国家資格を有した視能訓練士が目の状態を詳しく調べたうえで、正しい知識と経験に基づいた適切な治療を、ただ見えるだけではなく“見え方の質”までしっかりと考えたレーシックをご提案します。

使用している機械について

フェムトセカンドレーザー

フェムトセカンドレーザー

――より安全に、より精密に。視力矯正を支える革新技術。――

レーシックで角膜上皮に「フラップ(角膜のふた)」を作成するのに使用されるのが、フェムトセカンドレーザーです。 1兆分の1秒という極めて短い時間単位で照射されるレーザーで、周囲の組織に熱や衝撃をほとんど与えず、角膜内部に狙った深さと形状で正確に切開創を作成することが可能です。これにより、従来の機械式では難しかった均一なフラップ作成や、個々の角膜形状に合わせた施術が実現できることにより目にかかる負担も軽減されます。

このレーザーは道内で唯一札幌かとう眼科に設置しており、⻑年⽩内障⼿術(プレミアム治療)においてすでに多くの⽩内障⼿術において使⽤され、精密な切開技術において⾼い信頼を得ています。沢⼭の実績がある機械をレーシック用にバージョンアップすることにより、安全で安定した視力矯正手術を提供します。

エキシマレーザー(EX500)

フェムトセカンドレーザー

――「見える。」を精密にデザインする次世代レーザー――

レーシックでは⾓膜の形状を整えるためにエキシマレーザーを使⽤し、近視・乱視・遠視を矯正します。当院が導⼊しているのは、アルコン社製、EX500です。

「早い・正確・⾃然な⾒え⽅」にする技術を搭載したEX500はこれまでのレーシックをさらに進化させた、次世代の視⼒矯正を可能にする機器です。

EX500の⼤きな特徴

高速レーザー照射(500Hz)で手術がすばやく終わる。
1秒間に最大500 回ものスピードでレーザーを照射できる機器です。近視を1D(ジオプター)矯正するのにかかる時間はわずか1.3 秒ほど。照射時間が短時間なので角膜への負担やドライアイのリスクも減り、術後の回復も早いと言われています。
目の動きに自動で追従する「アイ・トラッキング機能」
手術中にわずかに動いた眼球の動きをリアルタイムで感知してレーザーの照射位置を自動で調整します。正確な場所にレーザーを当てることができるため、ズレやミスを防ぎ、安全性と精度が大幅にアップしています。
あなたの目に合わせた「オーダーメイド矯正」
角膜の歪みや光の通り方のくせを細かく測定し、最適なレーザー照射パターンで矯正します。この技術により、夜間の見え方の質(にじみや眩しさ)も改善され、より自然で快適な視界が得られます。

費用

両眼 385,000円(税込)
片眼 192,500円(税込)

適性検査:5,000円(税込)
手術前払⾦:50,000円(税込)

※万が⼀患者様のご都合で⼿術をキャンセルされた場合、前払⾦の返⾦はできませんのでご了承ください。
※術後3ヶ月間の検診代も含まれています。

医療費控除について
LASIK などの視力矯正手術の費用は、条件を満たす場合に医療費控除の対象となります。
控除を受けるためには、確定申告や領収書の提出が必要です。詳細は税務署または税理士にご確認ください。

手術までの流れ

初回受診

屈折矯正治療(レーシック)を検討されている方は一度加藤理事長の外来日に受診していただけるとスムーズにご案内できます。
まずは一通り検査を行い、手術適応であれば後日予約制の適性検査(=術前検査)をご案内します。

適性検査(=術前検査)

術前検査は前にコンタクトレンズ装用中止期間があります。

ソフトコンタクトレンズ 適性検査日の3日前から装用中止
ハードコンタクトレンズ 適性検査日の3週間前から装用中止

適性検査では度数を決めるための詳細な検査を多数行います。
当院では、術前検査時、散瞳検査(瞳孔を開く検査)を行う際ミドリンP 点眼だけではなくサイプレジン点眼も併用し、ピント調節を十分に取り除き検査をしていきます。この検査を行うと個人差はありますが2〜3日は手元が見えづらい、眩しい等感じますが、屈折矯正治療においてこの検査を行うことは誤差を防ぎ正確な度数測定が可能となるため重要な検査になっています。

1日で適正検査から手術までできる施設もありますが当院はしっかりと詳細な検査を実施し、よりクリアな見え方を追求しています。

手術当日

適性検査時と手術当日の目の状態が変わっていないか確認するための検査がある為、手術前も術前検査と同じ期間コンタクトの装用を中止していただきます。
手術は片眼約10分です。手術当日帰りと翌日の往復はご自宅まで無料送迎サービスを行っています。

術後検診

手術後翌日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月と定期受診していただき、視力の確認をしていきます。

アフターサービス

レーシック手術は視力回復をするうえで大切な手段ですが、それだけで一生の見え方を保証できるわけではありません。年齢を重ねることで起こる老眼や白内障などの変化にはレーシックとは異なる医療対応が必要となってきます。
私たちは屈折矯正だけにとどまらず、白内障手術や緑内障、眼底疾患にも対応できる「トータルアイケアクリニック」として、長期的に皆さまの目の健康を支え続けます。術後も、将来も。「見える」を通じて、安心して暮らせる毎日をサポートします。

  • 術後1年間の度数修正は無料で行っています。
  • 1年経過後は片眼33,000 円(税込)で度数修正を行っています。
    ※医師が検査データを見たうえで必要と判断した場合。

適応条件・禁忌

レーシックは術前に適性検査を行い、目の状態、年齢、持病の有無など総合的に判断して手術の可否を決定します。

※実際の適応については検査結果に基づいて医師が最終判断します。

適応条件

  • 18歳以上で視力が安定している方
  • 近視・遠視・乱視の度数がレーシック対応範囲内である方
  • 角膜の厚みや形状が安全に手術できる状態であること

禁忌

  • 円錐角膜
  • 白内障・網膜疾患・ぶどう膜炎などの眼科疾患がある方
  • 全身的に重篤な内科疾患のある方(重度の糖尿病など)
  • 妊娠中、授乳中(要相談になります。)

合併症

LASIK は非常に安全性の高い視力矯正手術ですが、他の医療行為と同様に合併症が起こる可能性があります。事前の精密な検査と十分な説明、術後の丁寧なフォローアップ体制により、リスクを最小限に抑えられるよう心がけています。

よくみられる一般的な症状

ドライアイ
フラップを作成することによって角膜の知覚神経が一時的に影響を受けるため、術後に目の乾きを感じる場合があります。人工涙液などの点眼治療で改善されてきます。通常は数週間〜数ヶ月で症状は改善します。
ハロー・グレア/コントラスト感度低下
夜間に光がにじんで見える、対向車のライトがまぶしく感じるなどの症状を感じる場合があります。これは、角膜の形状変化や、暗所で瞳孔が広がることで起こる視覚現象です。ほとんどの場合は時間の経過と共に脳が順応し、気にならなくなることがほとんどです。
結膜下出血
白目の部分に赤い出血が見られることがあります。これはフラップ作成時の圧迫が原因で痛みはありません。通常は1週間で自然に吸収されます。
角膜の炎症
術後炎症によって目がかすんだりすることがあります。抗炎症薬の点眼で改善することがほとんどですが、一時的に眼圧が上がることがあります。

まれに起こる合併症

フラップ関連の合併症(ずれ・しわなど)
術後早期に目を強くこすったりした場合、フラップがずれたりしわができることがあります。視力に影響する場合は、すぐに洗浄、フラップを再整復する処置を行います。
近視の戻り
視力が回復しても数ヶ月〜数年後に近視が少し戻る(視力がやや下がる)ことがあります。 原因として多いのは強度近視だった方や角膜の厚みが少なく、削る量が制限された場合などに起こることが多いです。レーザー技術の進化により、以前に比べると近視戻りはかなり少なくなっています。
術後感染症(DLK:びまん性層状角膜炎)
術術後のフラップの間に細菌や真菌などが侵入して炎症を起こすことがあります。早期発見・早期治療で十分に対応可能ですが、放置すると視力低下の原因となります。
角膜拡張症
極めてまれな合併症で、術後に角膜が突出し、視力が低下する病態です。
角膜を過度に薄く削った場合、薄くなった部分が前に飛び出してくる可能性があります。これを角膜拡張(ケラトエクタジア)といい、乱視や近視化を引き起こす原因になります。当院では術前に角膜形状・厚み・強度を詳細に評価し、リスクがある場合はレーシックを行わず、ICLなどの他の矯正手段をご案内しています。
いずれの合併症も治療により改善しますが、すぐに適切な処置をおこなわずに放置すると視力障害などの後遺症が残る場合があります。
決められた通りに点眼を使用して、手術後の検診は指示どおりに受けるようにしてください。

担当医師

  • 加藤 祐司
    医師