目の病気百科 DISEASE
近視・遠視・乱視
定期検診
屈折異常そのものは病気というより「目の状態」です。ただし強度近視は他の眼疾患リスクを高めるため、定期検査が重要です。
近視・遠視・乱視とは
近視・遠視・乱視は、眼に入った光が網膜上で適切にピントを結べず、ものがぼやけたり、見えにくくなったりする「屈折異常」です。
私たちの眼は、角膜や水晶体で光を屈折させ、網膜上にピントを合わせることで、ものをはっきりと見ることができます。しかし、眼球の長さ(眼軸長)や角膜・水晶体の屈折力などのバランスによって、ピントの合う位置にずれが生じると、見え方に影響が現れます。
屈折異常には主に近視・遠視・乱視があり、それぞれピントの合い方や見え方に違いがあります。
正視(正常な見え方)

目に入った光が網膜上でピントを結び、遠くのものをはっきりと見ることができる状態です。
近視

遠くのものがぼやけて見える状態です。眼球の長さ(眼軸長)が長い、または角膜・水晶体の屈折力が強いことなどにより、遠くから入った光が網膜より手前でピントを結びます。
強度近視と定期検診の重要性
一般的に、近視の度数が−6.00Dまたはそれより強い場合、「強度近視」と呼ばれます。強度近視では、網膜剥離や緑内障、近視性黄斑症などの眼疾患のリスクが高まることが知られています。
自覚症状がなくても目の奥に変化が生じる場合があるため、定期的な眼科検診が大切です。
遠視

眼球の長さ(眼軸長)が短い、または角膜・水晶体の屈折力が弱いことなどにより、調節しない状態ではピントが網膜より後方に位置します。近くを見るときに目の負担が大きくなり、程度によっては遠くも近くも見えにくくなります。
乱視

主に角膜や水晶体の形状によって、光の方向ごとにピントの位置が異なる状態です。ものがぼやけたり、二重に見えたりすることがあり、近視や遠視と組み合わさる場合もあります。
治療・矯正の選択肢
近視・遠視・乱視の基本的な矯正方法は、眼鏡やコンタクトレンズです。屈折異常の種類や程度、生活スタイルに合わせて適切な方法を選択します。
また、眼鏡やコンタクトレンズ以外にも、レーシックやICL・IPCLなどの視力矯正手術、就寝中に専用のレンズを装用するオルソケラトロジーなどがあります。
お子様の近視については、視力を矯正するだけでなく、近視の進行を抑えることを目的とした治療も選択肢となります。
監修医師

石﨑 竜生 TATSUO ISHIZAKI
日本眼科学会認定眼科専門医。白内障手術をはじめ幅広い眼科診療に対応。わかりやすい説明を大切にし、患者様が安心して治療を受けられる診療を心がけている。
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