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2026.09.24治療法

ドライアイの処置「涙点プラグ」とは|液体コラーゲンプラグと固体プラグの違い・治療の流れ

涙点プラグとは

目の乾き、ゴロゴロ感、疲れやすさなどの症状が続くドライアイ。治療の基本は点眼ですが、点眼を続けても十分に改善しない中等度〜重度のドライアイには、「涙点プラグ」という処置があります。ドライアイが中等度〜重度の場合は、液体コラーゲンプラグや固体プラグの留置という方法があります。

このコラムでは、涙点プラグの仕組み、プラグの種類、対象となる方、治療の流れ、費用、リスク・注意点について解説します。

涙点プラグとは

プラグ挿入図

涙点プラグは、涙の排出口である「涙点」をふさぎ、目の表面に涙をとどまりやすくすることで、ドライアイの症状改善を目指す治療です。

涙は目の表面をうるおしたあと、上下のまぶたの内側にある涙点から涙小管・涙嚢・鼻涙管を通って鼻へと流れていきます。

涙点プラグは、この涙の排出経路をふさぐことで、今ある涙を有効に活用し、目の乾燥や異物感などの症状を和らげます。涙の分泌量そのものを増やす治療ではありませんが、点眼治療だけでは十分な改善が得られない場合などに検討されます。

プラグの種類

涙点プラグには、大きく分けて次の2種類があります。

液体コラーゲンプラグ

液体コラーゲンプラグ「キープティア」の製品パッケージ

液体状のコラーゲンを涙点から涙小管内に注入し、涙の排出を一時的に抑える治療です。注入したコラーゲンは体内で徐々に吸収され、効果の持続期間は3か月程度が目安です。目の状態に応じて繰り返し注入することもできます。

涙点の表面に固形物が残らないため、固体プラグによる異物感が気になる方や、涙点のサイズ・形状によって固体プラグの挿入が難しい方にも選択肢となります。

固体プラグ

固体プラグ「パンクタルプラグF」のイメージ図

シリコーンなどでできた小さなプラグを涙点に挿入し、涙の排出を抑える治療です。液体コラーゲンプラグと比べて長期間の効果が期待でき、必要に応じて取り外すことも可能です。形や大きさにはいくつかの種類があり、涙点の大きさなどに合わせて選びます。

対象となる方

  • 点眼治療を続けても、乾きやゴロゴロ感などの症状が十分に改善しない方
  • 検査で涙の量が少ない(涙液減少型)と診断された、中等度〜重度のドライアイの方
  • 角膜や結膜の表面に傷がみられる方

一方で、目やまぶたに炎症や感染がある場合、もともと涙があふれやすい方などは、処置を見合わせることがあります。

治療の流れ

  1. 検査・診察(治療のご説明)
    涙の量や安定性、目の表面の傷の有無を調べる検査などで、ドライアイのタイプと涙点プラグ治療が適しているか判断し、ご説明します。
  2. プラグの挿入・注入
    点眼麻酔を行い、涙点にプラグを挿入(または液体コラーゲンを注入)します。処置は所要時間5分程度で終了します。
  3. 経過観察
    治療後は症状の改善状況や涙の状態を確認します。固体プラグの場合は、脱落や位置のずれなどがないかも確認します。

費用

涙点プラグ治療は保険診療で行います。自己負担額の目安は、以下のとおりです。

自己負担割合費用の目安
1割負担約1,250〜3,180円
3割負担約3,760〜9,550円

※処置する涙点の数や、片眼・両眼のどちらに処置するかによって費用が異なります。

リスク・注意点

  • 入れた直後は、異物感やまばたきのしにくさを感じることがあります(多くは数日で慣れます)
  • 涙の流れが減るため、涙が目にたまりすぎて、あふれる・視界がにじむことがあります
  • プラグが自然に外れる(脱落する)ことや、位置がずれることがあります

目の痛み・充血・目やにが増えるなどの症状があった場合は、早めに受診してください。プラグは状態に応じて取り外すことができます。

ほかの治療との組み合わせ

涙点プラグを入れたあとも、多くの場合は点眼治療を続けます。また、まぶたの油分を出す「マイボーム腺」の働きが低下しているタイプのドライアイには、IPL光治療などの別の治療を検討することもあります。

彩光会での対応

彩光会では、ドライアイの検査・点眼治療から、涙点プラグ・液体コラーゲンの注入、IPL光治療まで、症状に応じた治療をご提案しています。

IPL光治療は、えにわ眼科・新札幌おおたに眼科のみで行っています。

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